“にしねやま”の漢字の書き方と例文
語句割合
西根山100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてももいろの封筒ふうとうへ入れて、岩手ぐん西根山にしねやま、山男殿どのと上書きをして、三せんの切手をはって、スポンと郵便函ゆうびんばこみました。
紫紺染について (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
そのためについビールも一本失礼しつれいいたしました。そしてそのおかげでやっとおもいだしました。あれは現今げんこん西根山にしねやまにはたくさんございます。
紫紺染について (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
山男、西根山にしねやまにて紫紺のり、夕景ゆうけいいたりて、ひそかに御城下ごじょうか盛岡もりおか)へ立ちそうろううえ材木町ざいもくちょう生薬商人きぐすりしょうにん近江屋源八おうみやげんぱち一俵いっぴょう二十五もんにて売りそうろう
紫紺染について (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
西根山にしねやまの滝の音さ。」お母さんは豆の根の土をばたばた落しながら云ひました。二人は西根山の方を見ました。けれどもそこから滝の音が聞えて来るとはどうも思はれませんでした。
十月の末 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
西根山にしねやまたきの音さ。」
十月の末 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)