“なわと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
繩飛40.0%
縄取20.0%
縄跳20.0%
縄飛20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鬼ごっこや繩飛なわとび、遊動木に鞦韆ぶらんこなど他愛なく遊んでいるうちに、銀子がさっきから仲間をはずれ、木蔭こかげのロハ台に、真蒼まっさおな顔をして坐っているのに気がつき、春次も福太郎もあわてて寄って来た。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
すると、ややおくれて、矢来の死門しもんから三人のなわつきがひかれてきた。菊池半助きくちはんすけがその縄取なわとりのうしろから、おごそかに口をむすんでくる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、片言の独逸ドイツ語で呼ぶ。するとローゼマリーが現れて、垣根を躍り越えて此方の庭へ来、はだしになって芝生の上で縄跳なわとびをする。それにフリッツや、幸子や妙子なども加わることがある。悦子は
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
昨日きのうまでのあそびの友達ともだちからはにわかにとおのいて、多勢おおぜい友達ともだち先生達せんせいたち縄飛なわとびに鞠投まりなげに嬉戯きぎするさまを運動場うんどうじょうすみにさびしくながめつくした。
伸び支度 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)