“なみさわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
南沢33.3%
波躁33.3%
波騷33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長塩という村から左に折れ急坂をじ尽した時、南沢なみさわという一部落へ出ました。そこは富里分の丸畑であって、そこに上人作の内仏があると教えられました。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
「何事でございますか」範宴は、何となく、青蓮院のうちに、静中の動とでもいうような波躁なみさわぎを感じながら師の眉を見た。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なほ何處いづこにか惡魔あくまのひそみて、あやなきものをもおもはするよ、いざゆきふらばかぜふかばけ、方寸はうすんうみ波騷なみさわぎておき釣舟つりふねおもひもみだれんか、ぎたるそらかもめ春日はるひのどかになりなんむね
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)