“なまなま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
生々93.3%
生生5.9%
鮮々0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、細っこい脛ながら、武道で鍛えたけんの逞ましさ、そいつを蒼白い月光に、生々なまなまと見せてムキ出しにし、延び延びと立った九十郎
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
恐らく彼等の間に所謂いはゆる天才はすくないであらう。しかし彼等は僕等と同じ呼吸をして居る生生なまなましい現代人である。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
押開きて月にかざせば、鮮々なまなましき血汐にて文字もんじしたためたり。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)