“腱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けん63.6%
すじ27.3%
すぢね9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、細っこい脛ながら、武道で鍛えたけんの逞ましさ、そいつを蒼白い月光に、生々なまなまと見せてムキ出しにし、延び延びと立った九十郎
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
白いすじと赤い肉とが無気味なしまとなってそこにらされた。仁右衛門は皮を棒のように巻いて藁繩でしばり上げた。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
一人ひとりは耳に囁きつ、またの一人ひとりかひなに自由を許しつゝきれもてすぢねを卷きしばる如きめをみて
頌歌 (旧字旧仮名) / ポール・クローデル(著)