“どうじょ”の漢字の書き方と例文
語句割合
童女100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
でもパパは、童女どうじょ型だの、小児性しょうにせい夫人だのってカチ(逸作はかの女をう呼ぶ)を贔屓ひいきにするではないか。
かの女の朝 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
玩具のような窓から童女どうじょが顔を出していたり、青味がかった野の斜面に童が五六人固まって寝ていたりするのが見える。向うの道を女が自転車で通った。家の前で焚火をしてあってけぶりいる。
ドナウ源流行 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
少しおくれて、童男どうだん童女どうじょと、ならびに、目一つの怪しきが、唐輪からわ切禿きりかむろにて、前なるはにしきの袋に鏡を捧げ、あとなるはきざはしくだり、巫女みこの手よりを取り受け、やがて、欄干らんかん擬宝珠ぎぼうしゅの左右に控う。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)