“わらわめ”の漢字の書き方と例文
語句割合
童女100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今朝も、深い霜朝を、何処からか、鴛鴦おしどり夫婦鳥つまどりが来て浮んで居ります、と童女わらわめが告げた。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
今の太上天皇様が、まだ宮廷の御あるじで居させられた頃、八歳の南家の郎女は、童女わらわめとして、初の殿上てんじょうをした。穆々ぼくぼくたる宮の内の明りは、ほのかな香気を含んで、流れて居た。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)