“とりまい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
囲繞50.0%
取囲25.0%
取米25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつも見慣れている人間とは、城主の様子が違っているので、最初彼らは不思議そうに、グルリを囲繞とりまいて眺めていた。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
なーるほど、にこやかでほゝふくれてゐるところなんぞは大黒天だいこくてんさうがあります、それに深川ふかがは福住町ふくずみちやう本宅ほんたく悉皆みな米倉こめぐら取囲とりまいてあり、米俵こめだはら積揚つみあげるからですか。
七福神詣 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
いくら天下のお旗本でも、その年々の取米とりまいは決まっている。まして今の江戸の世界では武家よりも町人の方が富貴ふっきであることは、客商売の廓の者はよく知り抜いている。
箕輪心中 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)