“とぼし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
87.5%
12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
○一国、一家、一にんを分けてもいはず、金に就て論議の生ずるは、とぼしき時なり、少き時なり、おはづかしくも足らぬ時なり。工夫も然り、有る時にせず、無い時にす。
青眼白頭 (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
かくて其冬雪中にいたり、山のいたち狐などとぼしく人家にきたりて食をぬすむ事雪中の常なれば、此ものゝ所為しわざにや、かごはやぶれて白烏しろからすはねばかりゑんの下にありしときゝし。
とぼそ漏る赤きとぼしに照らされて
夜の讃歌 (新字旧仮名) / 富永太郎(著)