“とどろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
98.8%
0.6%
0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
またあのせかせかした歩みの拍節タクトから生みだされて、たえず彼につきまとって離れなかったとどろくような楽旨モチーフも、彼の耳から消え失せた。
これを下るかと思えば、心自らとどろきしが、熊笹や灌木をつかみて、後向きになれば、下られざるにもあらず。半頃より左に近く羽衣の滝を見る。下りて見上ぐれば、高いかな。八十丈と称す。
層雲峡より大雪山へ (新字新仮名) / 大町桂月(著)
全軍一斉に銃射を開始し、喊声かんせいとどろかし、旗幟きしを振って進撃の気勢を示した。水軍も亦船列を整えてかね、太鼓を鳴らして陸上に迫らんとした。
小田原陣 (新字新仮名) / 菊池寛(著)