“といし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
砥石89.4%
6.1%
1.5%
研石1.5%
磨石1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この十九日にゃあ一日仕事を休むんだが、休むについてよ、こう水をあらためて、砥石といしを洗って、ここで一挺念入ねんいりというのがあるのさ
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
強石から膝栗毛をガタ馬車に乗り替えて、といしの如き大道を金崎に着いた。汽車を待つ間の時間が長いので宝登山まで歩くことにする。長瀞ながとろを見物して帰ってもまだ時間が余っている。
奥秩父の山旅日記 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
首は千ばかりっておりますが、まだ新らしくといしにかけたようです。悪人を見ると鳴ってぬけます、どうも人を殺すのが近うございます。公子はどうか君子くんしと親しんで、小人しょうじんを遠ざけてください。
田七郎 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
すると山刀をいでいた男は、研石といしを下に置いて
悪魔 (新字新仮名) / 小川未明(著)
またゴシゴシ磨石といしにかけ出したが、あの二人と聞いて、弥生が急にもの思いにあらぬ方を見やったとたん
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)