“てんと”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:テント
語句割合
天幕46.3%
天道22.0%
奠都19.5%
天陽7.3%
太陽4.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「サァ明朝あすは早いぞ、もう寝ようか」と、狭い天幕てんと内へゾロゾロと入り込んだが、下は薄いむしろ一枚で水がジメジメとうして来る。
本州横断 癇癪徒歩旅行 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
天道てんとさまは今勤めている会社ばかりに照らない。人並の腕のあるものは何処へ行っても食える。支配人の令嬢を貰わなくても、立身出世の道はいくらもある。
女婿 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
そのころ奠都てんと祭というものがあって式場は多分日比谷ひびやだったようにおもう。紅いはかま穿いた少女の一群を見て非常に美しく思ったことがある。
三筋町界隈 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
しょげなさんな、お天陽てんとさまが出るうちは、心配はねえッてことさ」
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「アア、お太陽てんとさまだ」
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)