“てっぽうきず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
銃創50.0%
鉄砲傷25.0%
鉄砲疵25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父親なんざ気をんで銃創てっぽうきずもまだすつかりよくならねえのに、此奴こいつ音信たよりを聞かうとつて、旅団本部へ日参にっさんだ。だからもうみんながうすうす知つてるぜ。
海城発電 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
うで鉄砲傷てっぽうきず急所きゅうしょがそれておるし、ただいま、門人もんじん手当てあてをさせておるゆえ、べつだんなこともないようでござる」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さきごろ裾野すその猟人かりゅうどが、この黒鷲が落ちたところをりましたとおとどけにおよんだので、見ると、どこでやられたのか、ももと左のつばさのわきに、二ヵしょ鉄砲傷てっぽうきずをうけております。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鉄砲疵てっぽうきずのございます猿だの、貴僧あなた、足を折った五位鷺ごいさぎ種々いろいろなものがゆあみに参りますからその足跡あしあとがけの路が出来ますくらい、きっとそれが利いたのでございましょう。
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)