“ていしゆく”の漢字の書き方と例文
語句割合
貞淑100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お喜佐きさ樣と言はれる、三十七歳、お歳上だが、貞淑ていしゆくの譽高い方ぢや」
美津みつ下駄げたうてやるか。)とつてたが、だまつて返事へんじをしなかつた。貞淑ていしゆくなる細君さいくんは、品位ひんゐたもつこと、あたか大籬おほまがき遊女いうぢよごとく、廊下らうか會話くわいわまじへるのは、はしたないとおもつたのであらう。
山の手小景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)