“ちんたい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
沈滞40.0%
沈滯40.0%
陳泰20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このへんはもう春とつてもきたな鱗葺こけらぶき屋根やねの上にあかるく日があたつてゐるとふばかりで、沈滞ちんたいした堀割ほりわりの水がうらゝかな青空の色をのまゝに映してゐる曳舟通ひきふねどほり。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
莫遮それはさうと現今げんこん建築けんちく本義ほんぎとか理想りさうとかについ種々しゆ/″\なる異論ゐろんのあることはまこと結構けつこうなことである。建築界けんちくかいにはへず何等なんらかの學術的風波がくじゆつてきふうはがなければならぬ、しからざれば沈滯ちんたい結果けつくわ腐敗ぶはいするのである。
建築の本義 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
魏の郭淮かくわい陳泰ちんたいなどが、この防戦に当り、各地で激烈な戦闘を展開したが、結局、魏の諸郡を踏み荒した程度で、蜀は退却のやむなきに至った。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)