“ちすべ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
地滑50.0%
血辷50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この海嘯つなみのちわかつたが、印度洋インドやうちうマルダイヷたう附近ふきん海底かいてい地滑ちすべりに原因げんいんして、亞弗利加アフリカ沿岸えんがんから、亞剌比亞アラビヤ地方ちほうへかけて、非常ひじやう損害そんがいあたへたさうだが、その餘波よはこの孤島はなれじままで押寄おしよせてたのである。
勝家は、眷族けんぞく八十余名と共に、閣の三重四重あたりで、寄手の屈強を引きつけ突き伏せ、最後の最後まで、血辷ちすべりするほど奮戦していたが、一族の柴田弥右衛門、中村文荷斎ぶんかさい、小島若狭守などが
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)