“たにまち”の漢字の書き方と例文
語句割合
谷町100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
金右衛門の一行四人は先ず四谷塩町しおちょうの親類をたずねて、ここで午飯ひるめしを馳走などになって、それから千駄ヶ谷谷町たにまちに住んでいる親類をたずねることになりました。
半七捕物帳:60 青山の仇討 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
まざ/\と譫言たはことく……われらをんなつたりや、とひますと、それらいでなにをする……今日けふ晩方ばんがた相長屋あひながや女房にようぼはなした。谷町たにまち湯屋ゆやうたげな。
三人の盲の話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
麻布の家は谷町たにまちを見おろす市兵衛町の崖の上に建っている。
我が家の楽園 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)