“たちいふるまい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
起居振舞44.4%
立居振舞27.8%
起居挙動16.7%
起居動作11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「だって、急に起居振舞たちいふるまいが小笠原流になったり、ひざっ小僧がハミ出してるくせに、日本一の鹿爪しかつめらしい顔をしたり、お前よほどあわてているんだろう」
しかしてここに更に一層唖然たらざるを得ざるは新しき芸術新しき文学をとなうる若き近世人の立居振舞たちいふるまいであろう。
妾宅 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
いけ年をつかまつってもとかく人真似まねめられぬもの、ましてや小供といううちにもお勢は根生ねおい軽躁者おいそれものなれば尚更なおさら倐忽たちまちその娘に薫陶かぶれて、起居挙動たちいふるまいから物の言いざままでそれに似せ、急に三味線しゃみせん擲却ほうりだして
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
母は心配でございますが、致し方がないので、泣く/\別れて、さて奉公に参って見ると、器量はし、起居動作たちいふるまい物の云いよう、一点も非の打ちどこがないから、至極作左衞門の気に入られました。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)