“たちあらは”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
立現50.0%
立顯50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この時この瞬間、宛(さなが)ら風の如き裾の音高く、化粧の香(か)を夜気(やき)に放ち、忽如(こつじよ)として街頭の火影(ほかげ)に立現(たちあらは)るゝ女は、これ夜(よる)の魂、罪過と醜悪との化身(けしん)に候。
夜あるき (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
やがて着流(きなが)し懷手(ふところで)にて、冷(つめた)さうな縁側(えんがは)に立顯(たちあらは)れ、莞爾(につこ)として曰(いは)く、何處(どこ)へ。あゝ北八(きたはち)の野郎(やらう)とそこいらまで。まあ、お入(はひ)り。いづれ、と言(い)つて分(わか)れ、大乘寺(だいじようじ)の坂(さか)を上(のぼ)り、駒込(こまごめ)に出(い)づ。
弥次行 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)