“そのきは”の漢字の書き方と例文
語句割合
其際100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いま原田はらだ嫁入よめいりのことにはつたれど、其際そのきはまでもなみだがこぼれてわすれかねたひとわたしおもふほどは此人このひとおもふて、ゆゑ破滅はめつかもれぬものを、此樣このやう丸髷まるまげなどに
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
この歌は男の歌か女の歌か、略解も古義も女の歌として居り、「夫の旅別の其際そのきはもかなし、わかれて末に思はむも悲しといふ也」(略解)とあるが、かえって男の歌として解しやすいようでもある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)