“せんいう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
專有40.0%
宣猷20.0%
輭優20.0%
闡幽20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分じぶん自分じぶん仕事しごとをしてたくてならない矢先やさきへ、おなくわ出身しゆつしんで、小規模せうきぼながら專有せんいう工場こうば月島邊つきじまへんてゝ、獨立どくりつ經營けいえいをやつてゐる先輩せんぱい出逢であつたのがえんとなつて、その先輩せんぱい相談さうだんうへ
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「歳杪得吉村大夫寄恵白河関図、賦此以謝」の七律に、「七十一齢年欲尽、三千余里夢還新」の一聯がある。吉村氏、名は宣猷せんいう、又右衛門と称した。白川の大夫である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
恋愛は細微なる美術家とたゝへられたるギヨオテが企る事能はざる純潔なる宝玉なり。の雄邁にして輭優せんいうを兼ねたるダンテをして高天卑土に絶叫せしめたるも、其最大誘因は恋愛なり。
厭世詩家と女性 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
「謹啓。厳寒之候筆硯益御多祥奉賀候。陳者のぶれば頃日このごろ伊沢辞安の事蹟新聞紙に御連載相成候由伝承、辞安の篤学世に知られざりしに、御考証に依つて儒林に列するに至候段、闡幽せんいうの美挙と可申、感佩かんぱい仕候事に御座候。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)