“せっかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
折檻92.2%
切諫2.3%
石棺2.3%
摂関1.6%
折簡0.8%
石澗0.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある時、そういうお勤めをしているところを、グリゴリイに見つけられて、むちでこっぴどく折檻せっかんされたことがある。
「織江と申す女この二階に、監禁されて責め折檻せっかん、憐れと覚し召し、おかみへお知らせ、なにとぞお助けくださりませ」
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それを押し退けて横車をひき出そうとする無理非道の父に対して、女の口から更に切諫せっかんを試みようとするのであるから、並大抵のことではむずかしい。
小坂部姫 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
彼の友人、彼の同情者、彼の後援者は、こぞってこの無謀なる事業に反対し、彼がせっかくの人気をば一朝にして失墜せんことをおそれ、ぜひに沈黙を守らんことを切諫せっかんした。
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
また、この碑の下にうずめる石棺せっかんもでき上がっていた。石棺のうちには、一面の円鏡まるかがみをおさめてあり、それにも、
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
地形じぎょうはほぼすみ、底石をしき、鏡の入れてある石棺せっかんまでうずめこんだ。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これは、直ちに、中央に早打ちされ、朝廷、摂関せっかん家でも、由々ゆゆしき事とし、問罪の軍を、さし向けられようとした。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「むかしから傲岸ごうがんな男だったが、おれがめをかけてやるようになってからまるで摂関せっかんきどりだ、しかし、まあよい、そこが彼の役に立つところでもある」
貞固は留守居に任ぜられた日に、家に帰るとすぐに、折簡せっかんして抽斎をしょうじた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)