“せっかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
折檻92.3%
切諫2.6%
摂関1.7%
石棺1.7%
折簡0.9%
石澗0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある時、そういうお勤めをしているところを、グリゴリイに見つけられて、むちでこっぴどく折檻せっかんされたことがある。
追手おってつかまって元の曲輪くるわへ送り戻されれば、煙管キセル折檻せっかんに、またしても毎夜の憂きつとめ。
妾宅 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
それを押し退けて横車をひき出そうとする無理非道の父に対して、女の口から更に切諫せっかんを試みようとするのであるから、並大抵のことではむずかしい。
小坂部姫 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
彼の友人、彼の同情者、彼の後援者は、こぞってこの無謀なる事業に反対し、彼がせっかくの人気をば一朝にして失墜せんことをおそれ、ぜひに沈黙を守らんことを切諫せっかんした。
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
これは、直ちに、中央に早打ちされ、朝廷、摂関せっかん家でも、由々ゆゆしき事とし、問罪の軍を、さし向けられようとした。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「むかしから傲岸ごうがんな男だったが、おれがめをかけてやるようになってからまるで摂関せっかんきどりだ、しかし、まあよい、そこが彼の役に立つところでもある」
死者をれる石棺せっかんのおもてへ、みだらな戯れをしている人の姿や、牝羊めひつじと交合している牧羊神を彫りつけたりした希臘ギリシャ人の風習を。
ある崖上の感情 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
彼は××に乗り組んだのち、エジプトの石棺せっかんに書いてあった「人生——戦闘せんとう」と云う言葉を思い出し、××の将校や下士卒は勿論、××そのものこそ言葉通りにエジプト人の格言を鋼鉄に組み上げていると思ったりした。
三つの窓 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
貞固は留守居に任ぜられた日に、家に帰るとすぐに、折簡せっかんして抽斎をしょうじた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)