トップ
>
切諫
>
せっかん
ふりがな文庫
“
切諫
(
せっかん
)” の例文
切諫
(
せっかん
)
を重ねたうえで、ようやく承知をなすったのだ、これも甲斐は知っているだろう、父上はおれを憎んでいた、憎まぬとしても
疎
(
うと
)
んじておられた。
樅ノ木は残った:01 第一部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
それを押し退けて横車をひき出そうとする無理非道の父に対して、女の口から更に
切諫
(
せっかん
)
を試みようとするのであるから、並大抵のことではむずかしい。
小坂部姫
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
彼の友人、彼の同情者、彼の後援者は、こぞってこの無謀なる事業に反対し、彼がせっかくの人気をば一朝にして失墜せんことをおそれ、ぜひに沈黙を守らんことを
切諫
(
せっかん
)
した。
貧乏物語
(新字新仮名)
/
河上肇
(著)
「これほど意見しても肯かぬ気性の
其方
(
そち
)
、
行
(
ゆ
)
く/\は親の首へ縄を掛けるに相違ない、
長生
(
ながいき
)
して
死恥
(
しにはじ
)
を掻こうより
寧
(
いっ
)
そのこと食事を絶って死ぬに越したことはない」と涙を流しての
切諫
(
せっかん
)
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
第百四十三回 大谷、井上、藤井三師の
切諫
(
せっかん
)
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
諫
漢検準1級
部首:⾔
16画
“切”で始まる語句
切
切支丹
切尖
切先
切羽
切々
切符
切歯
切迫
切通