“すねみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
拗身100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、投げたように、袖を払って、拗身すねみに空のかりの声。おぼろを仰いで、一人立停たちどまった孫権を見よ。英気颯爽さっそうとしてむしろほこよこたえて詩を赤壁にした、白面の曹操そうそうの概がある。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
貧乏動びんぼうゆるぎと云ふ胴揺どうゆすりで、ふてくされにぐら/\と拗身すねみに震ふ……はつと思ふと、左の足がもものつけもとから、ぽきりと折れて、ポンと尻持しりもちいたていに、かかとの黒いのを真向まむきに見せて
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
けると、ぶるりとした、貧乏動びんばふゆるぎと胴搖どうゆすりで、ふてくされにぐら/\と拗身すねみふるふ……はつとおもふと、ひだりあしもゝのつけもとから、ぽきりとれて、ポンと尻持しりもちいたてい
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)