“すいやく”の漢字の書き方と例文
語句割合
水薬100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
早瀬はその水薬すいやく残余のこり火影ほかげに透かして、透明な液体の中に、芥子粒けしつぶほどの泡の、風のごとくめぐるさまに、莞爾にっこりして
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ただの風邪だろうという診察をくだして、水薬すいやく頓服とんぷくを呉れた。彼はそれを細君の手から飲ましてもらった。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
苦痛くつううすらげるのはなんためか? 苦痛くつうひと完全かんぜんむかわしむるものとうではいか、また人類じんるいはたして丸薬がんやくや、水薬すいやくで、その苦痛くつううすらぐものなら、宗教しゅうきょう
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)