“すいき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
水気77.8%
水气5.6%
水氣5.6%
水鬼5.6%
腫気5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、前後の対手あいて二息ふたいきかけると、たちまち、かれのすがたは一じょう水気すいきとなって、あるがごとくなきがごとく乱打の武器もむなしく風を斬るばかり。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
字引に汽は水气すいき也とあるを福沢翁の見つけ出して訳字に当てたるなりと。滊の字もあれど意義異なり。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
この土器どきなが使用しようしてゐるうちに水垢みづあかがついたり、さかなけだものあぶらがしみんだりして、そのために水氣すいきもしみさないようになりますので
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
事件は単にそれだけのことであったが、明くる日の午後、ひとりの男がその河のなかで溺死したという話を聞いて、さては昨夜の怪物は世にいう水鬼すいきであったことを張は初めてさとった。
なんにしても足に腫気すいきがきたのはよくないですな……医師の見立みたてが違っているのかもしれませんから、行田の原田につれて行って見せたらどうです? 先生は学士ですし、評判がいいほうですから
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)