“みずけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
水気100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
水気みずけたっぷりな侘住居わびずまいをしているくらいですから、心臓の方も、さのみ老いてはいなかったのでしょう。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
空も森も伽藍がらんも池も山門も、ありとあらゆるかたちのものが、シットリとした水気みずけをふくんで、すず細粉さいふんでも舞っているように光る、ほのかな春月がどこかしらにある。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
根という根は互いにまつわりついて、お互いの水気みずけや養分を奪い合うのでした。