“細粉”の読み方と例文
読み方割合
さいふん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木と木の摩擦は木質より細粉さいふんを生じ、此細粉はねつの爲にげてホクチの用を爲す。是實驗じつけんに因りて知るを得べし。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
空も森も伽藍がらんも池も山門も、ありとあらゆるかたちのものが、シットリとした水気みずけをふくんで、すず細粉さいふんでも舞っているように光る、ほのかな春月がどこかしらにある。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)