“糝粉細工”の読み方と例文
読み方割合
しんこざいく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三日寝ていたというやつれはありますが、二十五六の小意気な男で、伊丹屋の糝粉細工しんこざいくのような若旦那よりは、江戸の町娘には好かれそうです。
さもなくとも理髪店のビラの種類、八百屋や駄菓子屋の店の品物、子供相手の飴細工あめざいく糝粉細工しんこざいくの注文振りを見ても、ここいらに江戸ッ子が居るなと思わせられるものである。
同じ露店の大道商人となるとも自分は髭を生し洋服を着て演舌口調に医学の説明でいかさまの薬を売ろうよりむしろ黙して裏町の縁日えんにちにボッタラやきをやくか糝粉細工しんこざいくでもこねるであろう。