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糝粉細工
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しんこざいく
ふりがな文庫
“
糝粉細工
(
しんこざいく
)” の例文
三日寝ていたという
窶
(
やつ
)
れはありますが、二十五六の小意気な男で、伊丹屋の
糝粉細工
(
しんこざいく
)
のような若旦那よりは、江戸の町娘には好かれそうです。
銭形平次捕物控:097 許嫁の死
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
さもなくとも理髪店のビラの種類、八百屋や駄菓子屋の店の品物、子供相手の
飴細工
(
あめざいく
)
や
糝粉細工
(
しんこざいく
)
の注文振りを見ても、ここいらに江戸ッ子が居るなと思わせられるものである。
街頭から見た新東京の裏面
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
同じ露店の大道商人となるとも自分は髭を生し洋服を着て演舌口調に医学の説明でいかさまの薬を売ろうよりむしろ黙して裏町の
縁日
(
えんにち
)
にボッタラ
焼
(
やき
)
をやくか
糝粉細工
(
しんこざいく
)
でもこねるであろう。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
糝粉細工
(
しんこざいく
)
のやうなチユウリツプの花よ、葉よ。
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
三日寢てゐたといふ
窶
(
やつ
)
れはありますが、二十五六の小意氣な男で、伊丹屋の
糝粉細工
(
しんこざいく
)
のやうな若旦那よりは、江戸の町娘には好かれさうです。
銭形平次捕物控:097 許婚の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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糝粉細工
(
しんこざいく
)
のやうなチユウリツプの花よ、葉よ。
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
「死骸を刺した刄物の跡は、
糝粉細工
(
しんこざいく
)
を刺したやうにはつきりわかるぜ。死骸の胸の刄物の跡は三つ、背があべこべになつてゐるのは、一人の左利きの證據だ」
銭形平次捕物控:322 死の秘薬
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「堪忍しておくれ、——私は何という馬鹿だろうねえ。そんな立派な男が自分の側にいるのも知らずに、——あんな
糝粉細工
(
しんこざいく
)
のような金持の若旦那なんかに未練を残して、——」
銭形平次捕物控:097 許嫁の死
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「堪忍しておくれ、——私は何といふ馬鹿だらうねえ。そんな立派な男が自分の側にゐるのも知らずに、——あんな
糝粉細工
(
しんこざいく
)
のやうな金持の若旦那なんかに未練を殘して、——」
銭形平次捕物控:097 許婚の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
糝
漢検1級
部首:⽶
17画
粉
常用漢字
小5
部首:⽶
10画
細
常用漢字
小2
部首:⽷
11画
工
常用漢字
小2
部首:⼯
3画
“糝粉”で始まる語句
糝粉