“じッ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いわんや私は犬好だ。じッとして視ては居られない。母の袖の下から首を出して、チョッチョッと呼んで見た。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
息がはずんで、足がすくんで、もうじッとして居られない。抱付くか、逃出すか、二つ一つだ。で、私はのちの方針をって、物をも言わず卒然いきなり雪江さんの部屋を逃出して了った……
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
ともじッさまがいわっしゃるとの、馬鹿いわっしゃい、ほんとうに寒気がするだッて、千太は天窓あたまから褞袍どてらかぶってころげた達磨だるまよ。
海異記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)