“じょうぶくろ”の漢字の書き方と例文
語句割合
状袋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は五年間に貰いためた労役ろうえきの賃金の入った状袋じょうぶくろをしっかりと握りながら、物珍ものめずらしげに、四辺あたりを見廻したのだった。
柿色の紙風船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
屋根やねひくい、くらちいさないえ幾軒いくけんもあって、いえなかにはたけぐしをつくったり、つまようじをけずったり、なかには状袋じょうぶくろをはったりしているおとこも、おんなもあった。
火を点ず (新字新仮名) / 小川未明(著)
小さな二本のくぎといっしょに状袋じょうぶくろに入れてあるのを手のひらにあけて、しばらくながめていた母は、そのまま状袋にもどして、火鉢ひばち引出ひきだしにしまった。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)