“じょうかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
常会18.2%
情懐18.2%
浄海18.2%
定会9.1%
定快9.1%
定海9.1%
情界9.1%
浄戒9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
第四十三条 臨時緊急りんじきんきゅうノ必要アル場合ニおい常会じょうかいほか臨時会ヲ召集スヘシ
大日本帝国憲法 (旧字旧仮名) / 日本国(著)
われは唯西洋の文芸美術にあらざるもなほ時としてわが情懐じょうかいを託するに足るものあるべきを思ひ、故国の文芸中よりわが現在の詩情をうごかし得るものを発見せんとつとむるのみ。
矢立のちび筆 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
そのくせ、剃髪ていはつして、浄海じょうかい入道となり、身にも法衣を着ているけれど、それも彼にとれば矛盾むじゅんでも何でもなく
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いつも、定会じょうかいの折には、この家の五町四方の辻立ちや、また物見の用心は、すべて各〻方の手におまかせしてあるが、今日もお抜かりはなかろうの」
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おおっとばかり、桂林坊の悪讃岐あくさぬき、中の坊ノ小相模こさがみ、侍従の定快じょうかい伯耆ほうきノ直源など、各〻堂衆四、五十をひきつれ、戦いの中へ割って入った。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
定海じょうかい湾、舟山しゅうさん島、乍浦チャプー寧波ニンポー等を占領し、更に司令官ゴフと計り、海陸共同して進撃し、呉淞ウースンを取り、上海を奪い、その上海を根拠とし、揚子江を堂々溯り、鎮江チンチャンを略せんとしている人間なのさ。
鴉片を喫む美少年 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
二十歳前後の男女は社会に対する経験の年齢から言ったらまだ一歳か二歳の小児だ。そういう小児を監督者なしに情界じょうかい追放おいはなすほど危険な事はない。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
仏は、一日一夜、これに説き、これに教え、浄戒じょうかいをさずけたのです。——果たして、王子勇軍の醜いむくろは七日めに死んだのであります。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)