“しるこや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
汁粉屋92.9%
汁粉店7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「はてな。あれやあほんとの古渡こわたりで、新渡の贋物いかものを売ったわけでもないが。……その梅掌軒ていうなあ汁粉屋しるこやか何かですか」
春の雁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
銀座のきゅう日報社の北隣きたどなり——今は額縁屋がくぶちやになっている——にめざましと呼ぶ小さい汁粉屋しるこやがあって、またその隣に間口二けんぐらいの床店とこみせ同様の古本店があった。
一日一筆 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
なん落語はなし種子たねにでもなるであらうとぞんじまして、門内なか這入はいつて見ましたが、一かう汁粉店しるこやらしい結構かゝりがない、玄関正面げんくわんしやうめんには鞘形さやがたふすまたててありまして、欄間らんまにはやり薙刀なぎなたるゐかゝつ
士族の商法 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)