“しょくぶつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
植物90.0%
贖物10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
誰かが岩の中にもれた小さな植物しょくぶつのまわりに、水酸化鉄の茶いろなが、何重なんじゅうもめぐっているのを見附みつけました。それははじめからあちこち沢山たくさんあったのです。
イギリス海岸 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
そこは、ずっとあるしまみなみはしでありまして、気候きこうあたたかでいろいろなたか植物しょくぶつが、緑色みどりいろしげっていました。
お姫さまと乞食の女 (新字新仮名) / 小川未明(著)
これに拠るとこの獅子は、悪気を追う——即ち除災が目的であって、しかも祭の後に焼くとは、その獅子に災厄を負わせるほどの贖物しょくぶつの思想が、潜んでいたことが知られるのである。
獅子舞雑考 (新字新仮名) / 中山太郎(著)