“贖物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あがないもの50.0%
しょくぶつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おれのからだのどこを捜して見ても何ほどの物も残っているはずがない。若返るためには贖物あがないものる。贖いもせずにいては所詮しょせん助かる見込はあるまい。天寿国は夢にも見られないのである。
これに拠るとこの獅子は、悪気を追う——即ち除災が目的であって、しかも祭の後に焼くとは、その獅子に災厄を負わせるほどの贖物しょくぶつの思想が、潜んでいたことが知られるのである。
獅子舞雑考 (新字新仮名) / 中山太郎(著)