“しゅうれん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
収斂58.8%
修煉23.5%
修練5.9%
収歛5.9%
習練5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「すると結局かねて君の自慢の命名、“地球発狂事件”に収斂しゅうれんするわけじゃないか。抑々そもそもどこを捉えて本事件を“地球発狂”というか、ということになる」
地球発狂事件 (新字新仮名) / 海野十三丘丘十郎(著)
そこで、大へんな修煉しゅうれんが要求されてくる。和歌はすみやかに「道」となる。文芸は芸道に移ってゆく。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
私達のように永年ながねん都会にんで、極度に神経を敏感以上、病的にけずられている者は、別に特殊な修練しゅうれんないでも、いつの間にか、ちょっとした透視とうしぐらいは出来るようになっているのだった。
西湖の屍人 (新字新仮名) / 海野十三(著)
須臾しゅゆにして、おもえらくああかくの如くなる時は、無智無識の人民諸税収歛しゅうれんこくなるをうらみ、如何いかんの感を惹起せん、恐るべくも、積怨せきえんの余情溢れてつい惨酷ざんこく比類なき仏国ふっこく革命の際の如く
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
我々は内心ビクついておりながら顔色だけはゴマかすぐらいの習練しゅうれんはできるのである。
家康 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)