“しほからとんぼ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
塩辛蜻蛉50.0%
鹽辛蜻蛉50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中橋氏は実業家(氏は今ではもう政治家の積りかも知れない、ちやう水蠆やご塩辛蜻蛉しほからとんぼになつたやうに)には珍しく書物ほんを読むが、狸にしても文字をよく知つてゐるのがある。
……極暑ごくしよみぎりても咽喉のどかわきさうな鹽辛蜻蛉しほからとんぼ炎天えんてん屋根瓦やねがはらにこびりついたのさへ、さはるとあつまど敷居しきゐ頬杖ほゝづゑしてながめるほど、にはのないいへには、どの蜻蛉とんぼおとづれることすくないのに——よくたな
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)