“しほうけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
始豊渓50.0%
始豐溪50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
椒江しょうこうの支流で、始豊渓しほうけいという川の左岸を迂回しつつ北へ進んで行く。初めくもっていた空がようよう晴れて、蒼白あおじろい日が岸の紅葉もみじを照している。みちで出合う老幼は、皆輿を避けてひざまずく。
寒山拾得 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
ときふゆはじめで、しもすこつてゐる。椒江せうこう支流しりうで、始豐溪しほうけいかは左岸さがん迂囘うくわいしつつきたすゝんでく。はじくもつてゐたそらがやうやうれて、蒼白あをじろきし紅葉もみぢてらしてゐる。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)