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しばまた
ふりがな文庫
“しばまた”の漢字の書き方と例文
語句
割合
柴又
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
柴又
(逆引き)
一人が
柴又
(
しばまた
)
へ走ると一人は深川の不動へ
詣
(
まい
)
り、広小路の
摩利支天
(
まりしてん
)
や、浅草の観音へも祈願をかけ、占いも手当り次第五六軒当たってみたが、どこも助かると言うもののない中に
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
渋江氏の一行は本所二つ目橋の
畔
(
ほとり
)
から
高瀬舟
(
たかせぶね
)
に乗って、
竪川
(
たてかわ
)
を
漕
(
こ
)
がせ、
中川
(
なかがわ
)
より
利根川
(
とねがわ
)
に
出
(
い
)
で、
流山
(
ながれやま
)
、
柴又
(
しばまた
)
等を経て
小山
(
おやま
)
に
著
(
つ
)
いた。江戸を
距
(
さ
)
ること
僅
(
わずか
)
に二十一里の路に五日を
費
(
ついや
)
した。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
母の枕もとの盆の上には、大神宮や
氏神
(
うじがみ
)
の
御札
(
おふだ
)
が、
柴又
(
しばまた
)
の
帝釈
(
たいしゃく
)
の
御影
(
みえい
)
なぞと一しょに、並べ切れないほど並べてある。——母は
上眼
(
うわめ
)
にその盆を見ながら、
喘
(
あえ
)
ぐように切れ切れな返事をした。
お律と子等と
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
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