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しばぐり
ふりがな文庫
“しばぐり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
柴栗
50.0%
芝栗
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
柴栗
(逆引き)
一の鳥居へ石段をおりるときふと
柴栗
(
しばぐり
)
の落ちてるのをみて 栗がなったな と思って上を見た。高い枝に
雫
(
しずく
)
のたれそうな三つ栗がめっきりとえみわれている。
島守
(新字新仮名)
/
中勘助
(著)
この村には「
柴栗
(
しばぐり
)
」と云つて、実の小さな山栗の木があつて、誰でも勝手にひろつていゝのですが、今、村では大人の男の人が少いので、どこの家でも
田圃
(
たんぼ
)
の仕事が忙しく
栗ひろひ週間
(新字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
しばぐり(柴栗)の例文をもっと
(2作品)
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芝栗
(逆引き)
高品さん夫妻と私の三人だけで、
芝栗
(
しばぐり
)
を
剥
(
む
)
き、茶を
啜
(
すす
)
りながら話していたとき、夫人がふと思いだしたような顔つきで云った。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
其
(
そ
)
の
小
(
ちひ
)
さな
芝栗
(
しばぐり
)
が
偶然
(
ひよつくり
)
落
(
お
)
ちてさへ
驚
(
おどろ
)
いて
騷
(
さわ
)
ぐだらうと
思
(
おも
)
ふやうに
薄弱
(
はくじやく
)
な
蟋蟀
(
こほろぎ
)
がそつちこつちで
微
(
かす
)
かに
鳴
(
な
)
いて
居
(
ゐ
)
る。
一寸
(
ちよつと
)
他人
(
ひと
)
の
目
(
め
)
には
觸
(
ふ
)
れぬ
場所
(
ばしよ
)
であつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
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(2作品)
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