“ざいふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
在府60.0%
宰府20.0%
財賦20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寶暦五年はうれきごねんはる三月さんぐわつ伊豆守いづのかみ江戸えど參覲さんきんありて、多日しばらく在府ざいふなされしをりから、御親類ごしんるゐ一同いちどう參會さんくわいことありき、幼君えうくん其座そのざにて
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
〔評〕三條公は西三條、東久世諸公と長門に走る、之を七きやう脱走だつさうと謂ふ。幕府之を宰府ざいふざんす。既にして七卿が勤王の士をつのり國家を亂さんと欲するを憂へ、浪華なにはいうするのあり。
そちに財賦ざいふの才なく、経営の巧みなければ、おそらく藩政の破綻、百姓への苛税など、まぬかれぬところであったにちがいない
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)