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さけぐち
ふりがな文庫
“さけぐち”の漢字の書き方と例文
語句
割合
裂口
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
裂口
(逆引き)
老婆は
一声
(
ひとこえ
)
唸
(
うな
)
るような声を出して、蟇の足を左右に引いた。蟇の
尻尾
(
しっぽ
)
の処が二つに裂けてその血が
裂口
(
さけぐち
)
を
伝
(
つと
)
うてコップの中へ
滴
(
したた
)
り落ちたが、それが底へ
微紅
(
うすあか
)
く生なましく
溜
(
たま
)
った。
蟇の血
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
かく
噴
(
ふ
)
いては
止
(
や
)
み
噴
(
ふ
)
いては
止
(
や
)
みすること
五六回
(
ごろつかい
)
にして
次第
(
しだい
)
に
衰
(
おとろ
)
へ
遂
(
つひ
)
に
止
(
や
)
んでしまつた。
跡
(
あと
)
には
所々
(
ところ/″\
)
に
小
(
ちひ
)
さな
土砂
(
とさ
)
の
圓錐
(
えんすい
)
を
殘
(
のこ
)
し、
裂口
(
さけぐち
)
は
大抵
(
たいてい
)
塞
(
ふさ
)
がつて
唯
(
たゞ
)
細
(
ほそ
)
い
線
(
せん
)
を
殘
(
のこ
)
したのみである。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
蘆の山が天の
裂口
(
さけぐち
)
に届いたので、彼女はここにはじめて青い石を捜すことになった。
不周山
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
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