“さいかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
斎戒34.8%
西海21.7%
崔嵬21.7%
際会13.0%
再会8.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一見を求めんとして得べからず、再び十日じゅうじつ斎戒さいかい薫沐くんもくして、特に尊顔を拝すべし。乞う、寛覧かんらんを垂れよ。鑒察かんさつあらば幸甚。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
寿永じゅえい四年に、平家の一門はことごとく西海さいかい藻屑もくずとなり、今は源家の世となっているのであるから、俊寛に対する重科も自然消え果てて、赦免の使者が朝廷から到来すべきはずであったが
俊寛 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
その女の顔をどこかで見たようだと思ったら、四五日まえに鎌倉で泳いでいるのを見かけたのである。あんな崔嵬さいかいたる段鼻は日本人にもめったにない。
田端日記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
権力を押し拡げて行く時代に際会さいかいして、祭祀さいし女官の中心はことごとく王家のであったのみか、分かれて地方に住む古来の祝女のろたちまでが、所領栄典をもって中央に統御せられていた結果
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)