“こもむしろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コモムシロ
語句割合
薦筵40.0%
薦蓆40.0%
菰筵20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その光りで照し出されたのは、あさましくすさんだ座敷だけでなかった。荒板の牀の上に、薦筵こもむしろ二枚重ねた姫の座席。其に向って、ずっと離れた壁ぎわに、板敷にじかに坐って居る老婆の姿があった。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
ともかくも漂泊民たる傀儡子と持物の莎草くぐ製の袋とは離れ難いもので、その関係は自分が本誌六巻五号に、乞食を「おこも」ということの由来を論じて、薦蓆こもむしろを携帯した僧を薦僧と言い
雪につぶされざるため也。庭樹にはきは大小にしたがえだまぐべきはまげて縛束しばりつけ椙丸太すぎまるた又は竹をつゑとなしてえだつよからしむ。雪をれをいとへば也。冬草ふゆくさるゐ菰筵こもむしろを以おほつゝむ。