薦蓆こもむしろ)” の例文
薦蓆こもむしろをただ一枚敷いて寝ても、あなたと御一しょですから、ちっともお寒くはありません、「君とし」とあるから大体女の歌として解していいであろう。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
ともかくも漂泊民たる傀儡子と持物の莎草くぐ製の袋とは離れ難いもので、その関係は自分が本誌六巻五号に、乞食を「おこも」ということの由来を論じて、薦蓆こもむしろを携帯した僧を薦僧と言い