“ことゆゑ”の漢字の書き方と例文
語句割合
事故100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
持參し拂ひけるに越後屋にては甚だ心中しんちう不審ふしんに思ひけれ共是迄これまで間違もなき肥前屋小兵衞事故ことゆゑかれへ申も如何なりと此段このだんを奉行所へうつたへければ早速右の百三十兩を取上られて改めの上兩替町の島屋治兵衞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
語りしに文藏も驚き外ならぬ事故ことゆゑ手代忠兵衞へ如何せんと相談なせば忠兵衞は打案じ此度お時樣爰へ來りたまひ今すぐ親公おやごの病氣なりとて行給はゞ世間の聞えも惡し是は御夫婦連にて身延みのぶ參詣さんけいとて御出のかたよろしからんと申にぞ其段母へも咄しければ母は大の堅法華かたほつけの事なる故もつともの事なりとてゆるせしに付お時は大に喜び早々さう/\其用意を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)