“こざか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小賢89.6%
小慧3.0%
小狡3.0%
小坂1.5%
小聡1.5%
小酒1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いくら今の鍛冶が、小賢こざかしく、真似てみても、もう二度と、この日本でもできない名刀を——実に、可惜あたらくやしいことじゃございませんか
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、少年は小慧こざかしい口を利いた。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
小狡こざかしい中僧もおる。
残されたる江戸 (新字新仮名) / 柴田流星(著)
此の山口と申す処にも五六軒温泉宿が有ります、其のほか餅を売ったりあるいすし蕎麦などを売る店屋が六七軒もあります。小坂こざかへかゝると馬士まご
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
誰でも男という奴はこの小聡こざかしい馬鹿者が一匹いるかぎり、はっと思う間に法規にふれたり不幸の予感なぞくそくらえという奴で、盗んだり騙したりして生涯逃げ隠れしているのだ。
「まあお一杯ひとつ。……お銚子が冷めますから、ここでおかんを。ぶしつけですけれど、途中が遠うございますから、おかわりの分も、」と銚子を二本。行届いた小取まわしで、大びけすぎの小酒こざかもり。
鷭狩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)