“おさか”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:オサカ
語句割合
小坂57.1%
忍坂42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まだ「大坂」という地名はなく「難波なにわ」とよび、また、「小坂おさか」といっていたその頃から、四天王寺は堂塔四十幾ツの輪奐りんかんせた大曼陀羅だいまんだらの丘だったが
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それより仕方はございませぬ、この近いところにいくらもわたしの知った人はございますけれども、頼めばかえっておたがいの迷惑——ただ小坂おさかというところに一人頼み甲斐のありそうな人がありますから、それを
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
次に、忍坂おさか大室おおむろにおいでになつた時に、尾のある穴居の人八十人の武士がその室にあつて威張いばつております。
其地そこより幸でまして、忍坂おさか一九の大室に到りたまふ時に、尾ある土雲二〇八十建やそたける、その室にありて待ちいなる二一。かれここに天つ神の御子の命もちて、御饗みあへ八十建やそたけるに賜ひき。