“こざかし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小慧40.0%
小賢40.0%
小智20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
打つ危ない馬車に乘らるべきかほかに馬車なくば破談にすべしと云へばナニお客樣途中でこはれるやうな事はございませんこはれても上の屋根だけですからころがり落る程の事は有ませんサアお乘りなさいと二十三四の馬丁べつたう平氣なれば餘義なくこれに乘る二十三四の小慧こざかしやつ客を
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
しかしながら統一のない衝動的な運動に限りなく駆ろうとしている盲目的な意志と、私の心の表面に明るく動く小賢こざかしい智恵とが、その時分私が創作を試みることを妨げていた。
語られざる哲学 (新字新仮名) / 三木清(著)
凡庸とはいいながら小智こざかしやからが、皇国の古伝説をはじめ、漢説、仏説、蘭説などをも麤々そそ聞きとりて、さすがに仏説などにはなずまざれども、その諸説の是非、当否を分別することあたわざるがゆえに
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)